2009年4月

パリ旅行記 2009年4月|1900年パリ万博ゆかりの場所を歩く

2009年4月20日(月)

今日は、グラン・パレ、プティ・パレ、アレクサンドル3世橋、アンヴァリッド、オルセー美術館など、1900年に開催されたパリ万博に縁(ゆかり)のある場所を歩きます。

そして、昼食はマドレーヌ寺院にある食堂に行きます。

今夜の飛行機でもう日本へ帰らなければなりません。

名残り惜しいでございます。

 

散策ルート

Hôtel(ホテル) icon-h-square

Église Saint-AugustinCanal (サントギュスタン教会) icon-camera

Hermès (エルメス) パリ・フォーブル・サントノレ店 icon-camera

Grand Palais (グラン・パレ) icon-camera

Petit Palais (プティ・パレ) icon-camera

Pont Alexandre III (アレクサンドル3世橋)

Les Invalides (レザンヴァリッド)

Musée d’Orsay (オルセー美術館)

Foyer de la Madeleine (マドレーヌ寺院の食堂) icon-cutlery

Hôtel(ホテル) icon-h-square

 

 

Googleマップにルートを載せてみました。

2009/4/20の左側にある矢印→付アイコンをクリックするとマークが付いている場所名とルートが分かります。

赤紫の太い線は徒歩のルートです。

ショッピングの印の店は前を通っただけです。

 

 

有名ブランド店が立ち並び、エリゼ宮殿があるフォーブル・サントノレ通りを歩いてシャンゼリゼ通りまで

ホテルを出て左へ行くと、アルカッド通りに出るのでそこを左折し、真っすぐ進む。

大きな通り、マルゼルブ通りが見えてくる。

 

マルゼルブ通りを横断しながら右を見ると Église Saint-Augustin (サントギュスタン教会)が見える。

パリのサントギュスタン教会

太陽の光を受けて美しいサントギュスタン教会。

マドレーヌ寺院の正面に立ち左を見ると目に入ってきて、気になっていた教会。

まだ訪れたことはありません。

今回も遠くから見るだけ。

 

Église Saint-Augustin (サントギュスタン教会) WEBサイト icon-external-link

 

 

 

マルゼルブ通りを渡り、ポワシー・ダングラ通りを進む。

 

右側にHermès (エルメス)の文字が見えてくる。

 

有名ブランド店が立ち並ぶフォーブル・サントノレ通り出る。

 

Hermès (エルメス) パリ・フォーブル・サントノレ店

エルメス  パリ・フォーブル・サントノレ店の外観

 

Hermès (エルメス)のWEBサイト(フランス語)  icon-external-link

 

 

エルメスを右に見ながらフォーブル・サントノレ通りを歩く。

高級店が立ち並ぶ通りも開店前の時間は静か。

 

通りの店のショーウインドウを見ながら歩いていると、空気が一変。

左側に警察官が立っているわ…

Le Palais de L’Élysée (エリゼ宮殿) 現在のフランス共和国大統領官邸の前。

カメラを持って歩いていただけなのに、警察官に「写真はダメ!」とジェスチャーで忠告された。

エリゼ宮殿付近は緊張感があるわ。

 

 

ここでエリゼ宮殿について

1718年にフランスの貴族エヴルー伯爵ルイ・アンリ・ド・ラ・トゥール・ドーヴェルニュのために建てられた宮殿。

その後、ルイ15世の公妾(こうしょう:公の経済的援助が伴う愛人)ポンパドゥール夫人、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌなどが住んでいたこともあります。

1873年からフランス共和国大統領官邸として使用されはじめ、エマニュエル・マクロン氏 (元大統領)で23人目です。

 

 

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インスタグラムのこの写真は、9月にあるイベント『 ヨーロッパ文化遺産の日 (Les Journées Européenes du Patrimoine) 』のエリゼ宮殿です。

普段は一般公開されていないエリゼ宮殿も、この日は訪れることができます。

 

 

エリゼ宮殿が舞台になった映画があります。

『大統領の料理人 (Les Saveurs du palais) 』という映画。

フランス共和国大統領官邸 (エリゼ宮殿) 史上初の女性料理人として1980年代に2年間、当時の大統領フランソワ・ミッテラン氏に仕えたダニエル・デルプシュさんがモデル。

 

 

普段は入ることができないエリゼ宮殿内の様子がこの映画を見ると分かります。

美味しそうな料理を見ているとなんだか幸せ~な気分になります。

 

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そのまま進むとボーヴォー広場に出るので左折してマリニー通りをシャンゼリゼ通りまで歩きます。

 

 

1900年 パリ万博の会場となったGrand Palais (グラン・パレ)とPetit Palais (プティ・パレ)

 

シャンゼリゼ通りの向こうにGrand Palais (グラン・パレ)が見えます。

シャンゼリゼ通りの向こうに見えるグラン・パレ

 

アンディ・ウォーホル展を開催しています。

アンディ・ウォーホル展を開催しているグラン・パレ

 

グラン・パレは1900年パリ万博のメイン会場として建設されました。

現在は展示会、ギャラリーや博物館として使用されています。

 

Grand Palais (グラン・パレ) WEBサイト icon-external-link

 

 

ウィストン・チャーチル通りを挟んで、グラン・パレの向かい側にはPetit Palais (プティ・パレ)

パリのプティ・パレ

 

 

プティ・パレの入り口

パリ プティ・パレの入り口

中庭に面した窓ガラスから入る太陽の光で輝く入り口のガラス扉の美しさに感動✨

 

現在はパリ市立プティ・パレ美術館 ( Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris) として開館しています。

 

Petit Palais (プティ・パレ) WEBサイト 

 

 

ウィストン・チャーチル通りをセーヌ川方向に歩くと、黄金の華麗な装飾が目を惹く4本の柱が見えてきます。

 

 

Pont Alexandre III (アレクサンドル3世橋)を渡ってEsplanade des Invalides (アンヴァリッド遊歩道)へ

セーヌ川向こうにある Les Invalides (レザンヴァリッド) を望む景色が美しいです。

 

Pont Alexandre III (アレクサンドル3世橋)

パリセーヌ川に架かるアレクサンドル3世橋

ロシア皇帝ニコライ2世からの寄付によって、セーヌ川の両岸を結ぶように橋が架けられました。

 

Pont Alexandre III (アレクサンドル3世橋) ウィキペディア 

 

 

アレクサンドル3世橋を渡ると Esplanade des Invalides (アンヴァリッド遊歩道) という公園があります。

 

Esplanade des Invalides (アンヴァリッド遊歩道) からみるレザンヴァリッド

パリ アンヴァリッド遊歩道 からみるレザンヴァリッド

レザンヴァリッドはルイ14世が傷病兵を看護するために建てた施設。

 

Les Invalides (レザンヴァリッド) WEBサイト 

 

 

セーヌ川を左に見ながらオルセー通りを歩きます。

 

オルセー通りからアレクサンドル3世橋方向を見る。パリ オルセー通りからアレクサンドル3世橋方向を見る

 

右側のロベール・エスノー・プルトュリー通り

パリ 新緑の歩道

エールフランスの看板が見えます。

ここは エールフランスの会社があるところで、航空券の販売や予約変更などのサービスカウンター、博物館 (Musée Air France )が設置されています。

エールフランス関連の店もあり、書籍、資料やグッズを販売しているので、フランスっぽいお土産が見つかるかも。

 

Musée Air France la boutique WEBサイト icon-external-link

 

グラン・パレ、プティ・パレ、アレクサンドル3世橋について紹介しています。

参考記事
パリ旅行のおすすめ観光スポット15テーマ!一人旅を楽しむ定番&穴場 〈5 1900年パリ万博のメインストリートを歩いてみる〉

 

 

右側にブルボン宮殿、左側にコンコルド広場へ続くコンコルド橋が見えます。

ここから通り名がオルセー通りからアナトール・フランス通りに変わります。

 

アレクサンドル3世橋からセーヌ川沿いの景色を楽しみながら15分くらい歩くとオルセー美術館に着きます。

 

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370室の客室を持つホテルが併設されていたオルセー駅はオルセー美術館として生まれ変わる

月曜日はオルセー美術館は定休日。

美術館近辺は静かです。

 

誰もいないオルセー美術館の入り口。

パリ オルセー美術館の入り口

 

現在オルセー美術館のある場所には、1810年にナポレオンが政府機関として利用するためにオルセー宮 (Palais d’Orsay)が建設されましたが、1871年5月に放火によって焼失しました。

しばらくの間放置され、廃墟とかしていたこの場所は、19世紀末に跡地利用案がいくつか提案され、そのうちの1つにパリ・オルレアン鉄道によるターミナル駅建設案がありました。

その建設工事は1898年に始まり、パリ万国博覧会に合わせ1900年5月に完成。

 

駅には370室の客室を持つホテルが併設されていて、オルセー美術館内の「祝宴の間 (Salle de Fêtes) 」とレストランは当時のまま利用されています。

 

Musée d’Orsay (オルセー美術館) WEBサイト icon-external-link

 

 

もう少しセーヌ川沿いを歩きます。

天気の良い日は、セーヌ川沿いを歩いているだけで楽しい気分になります。icon-music

パリはそんな街です。icon-smile-o

 

アナトール・フランス通りを進み、Pont Royal (ロワイヤル橋) を渡り、左折しセーヌ川を左側にエメ・セエール通りを歩きます。

 

10分くらい歩くとPlace de la Concorde (コンコルド広場) に着きます。

Tour Eiffel (エッフェル塔) が見えて、なかなか良い景色。

 

コンコルド広場は車の交通量が多く、どの車もすごい勢いで走っていて危ないので、Jardin des Tuilerie (チュイルリー公園) 側を歩きます。

 

コンコルド広場の真ん中に行く横断歩道があるので、車に注意しながらそこを渡ります。

その先にも横断歩道があるので、それを渡りロワイヤル通りへ。

正面に L’église de la Madeleine (マドレーヌ寺院) が見えてきます。

 

 

マドレーヌ寺院の食堂 Foyer de la Madeleine (フォワイエ ドゥ ラ マドレーヌ) でほっとするお昼ごはん

ロワイヤル通りを真っすぐ進み、マドレーヌ寺院を正面にして右側のマドレーヌ広場へ。

マドレーヌ寺院の食堂 Foyer de la Madeleine (フォワイエ ドゥ ラ マドレーヌ)の入り口があります。

 

 

1842年、貧しい人々のために軽い食事を施す慈善活動がマドレーヌ寺院で始まりました。

その後、1968年にマドレーヌ寺院に Foyer de la madeleine が開店しました。

 

 

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ここで働いている方々はみなさんボランティア。

旅行客の私にも親切に対応してくれました。

 

料理はメニュー、味、量が「家(うち)で食べるごはん」で、地元の人たちで満席に近い状態。

混んでいたのでおじさまと相席。

メインの料理を何にするか聞かれたので、まわりの人たちを見て、「あのマダムと同じもの」と返事をする。

デザートはヨーグルトを注文。

スーパーで売っているカップのヨーグルトが出てくる。

隣のマダムはりんごの皮を自分でむいている。

家(うち)でごはんを食べているみたい。icon-smile-o

 

パリの昼食は15ユーロ前後はします。

流行りの店で15ユーロ以上払ってガッカリicon-frown-o するよりは、美味しくてお手頃な値段で昼食を食べられるマドレーヌ寺院の食堂はまた行きたいです。

 

Foyer de la Madeleine の情報[2019年]

icon-map-marker Place de la Madeleine 75008 Paris

icon-clock-o 月曜日~金曜日 11h45~14h00

休日:夏にバカンスのため休店します

icon-cny 会員 9ユーロ (7ユーロの年会費が必要)

 会員以外 16ユーロ

メニュー:前菜+メイン(2種類から選択)+チーズまたはデザート(アイスクリーム、ヨーグルト、フルーツから選択)

※飲み物は含まれません

 食堂奥のカフェテリアでコーヒー、紅茶、ハーブティーなどが1ユーロで飲めます。

 

ABOUT ME
nico
「フランス語を話せるようになって、またパリに行きたい!」という思いでアラフォーからフランス語の学習を始めました。 日々の生活の中でフランスを愉しみながらフランス語習得するのにお役に立つことをお伝えしたいなと思っています。 詳しいプロフィールはこちらをご覧ください