2009年4月12日(日) 午後
パリからルーアンへ電車で移動します。
ルーアン駅にはホームステイ先のマダムが車で迎えに来てくれています。
超短期語学留学が始まります。
目次
移動ルート
↓
Gare Saint-Lazare (サン-ラザール駅)
↓ CORAIL INTERCITES 3115 (コライユ・アンテルシテ 3115)
Gare de Rouen-Rive-Droite (ルーアン-リヴ-ドロワ)
↓ ホームステイ先のマダムの車
Mont-Saint-Aignan (モン-サンテニャン) ホームステイ宅
Googleマップにルートを載せてみました。
2009/4/12-2の左側にある矢印→付アイコンをクリックするとマークが付いている場所名とルートが分かります。
緑色の線は コライユ・アンテルシテ (フランス国鉄在来線特急列車)のルートです。
サン-ラザール駅からルーアンに向けて出発
サン-ラザール駅を14時50分発のCORAIL INTERCITES 3115 (コライユ・アンテルシテ 3115 ) に乗りルーアンへ。
CORAIL INTERCITES (コライユ・アンテルシテ) はフランス国鉄在来線特急列車のこと。
TGV (SNCF (フランス国鉄 )が運行する高速鉄道 )の車両が通っていない都市と都市の間の中長距離輸送を担っています。
乗車券は3週間前にフランス国鉄(SNCF)のWEBサイトから購入
インターネットで事前に往復の乗車券を買っていたので、今日は電車に乗ることに集中できる。
乗車券は『Prem’s (プレムス)』という変更・払い戻しが出来ない早割りチケット。
片道10ユーロ。
座席は自由席の2等車。
インターネットで買った場合、A4サイズの用紙に印刷して持参します。
これがチケットになります。
フランスで列車に乗るときは、日本で事前に乗車券を購入することをおススメします。
フランス国鉄 OUI.sncf のWEBサイトでの予約から購入までをパソコンで行うときの手順をこちらでご紹介していますので、参考になさってみてください。
また、乗車券を購入する前にフランス国鉄 OUI.sncf のアカウントを作っておくと、購入時は乗車券とクレジットカードの情報を入力すればよいです。
こちらでパソコンからアカウント作成するときの手順をご紹介しています。
サン-ラザール駅構内
移動祝祭日Pâques (パック/復活祭) の2連休初日のサン-ラザール駅は、地方に移動する大勢の人たちでごった返しているわ。
今朝、駅構内の下見をしておいて正解!
出発の30分前から、発車の案内をする電光掲示板がよく見える場所で待機。
乗客たちが「自分の乗る電車は何番のプラットホームなのか!」と電光掲示板の近くに集まってくる。
フランスの電車は、出発の10分~5分くらい前に乗車プラットホームが電光掲示板に表示されることが多い。
乗車ホームの番号が表示されると同時に、そのプラットホームへ猛ダ~ッシュ。
その電車に乗る人たちがスーツケース引き、大きなバッグ抱えながら民族の大移動。
出発10分くらい前に私の乗る電車の出発ホームの番号が表示された。
電車が停まっているプラットホームへ小走りで急ぐ。
改札口が無いので、窓口や自動券売機で買った細長い乗車券を持っている場合、各所にある黄色い刻印機でCOMPOSTER (コンポステ/ 刻印)をする必要がありますが、今回私が持っている乗車券は、印刷したバーコードがあるeチケットなので刻印する必要がありません。
列車本体に席のクラスが書かれているので「2」を目指してホームを歩く。
ここまできて、乗り遅れたくないわ~
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ルーアンまでの電車の中
電車に乗りこみ、車両の前後にある荷物置き場にスーツケースを置こうと思ったけど、盗難の不安があるので座席の間に置くことにする。
ルーアンまではノンストップで約70分。
ルーアン駅を出発して10分くらい経つと車窓から見える景色は一変する。
パリの歴史的な建物から住宅地へと変わり、次第に牧歌的な景色が続く。
その頃、車内では車掌が検札に回ってくる。
「Bonjour (ボンジュール) 」と言ってeチケットとパスポートを見せる。
もし、電車に乗ることがあれば、外国人の場合パスポート提示を要求されることもあるので、持参するのを忘れずに。
左手にカーブしながらルーアン大聖堂が目に飛び込んでくる。
電車がルーアンの街に近づいてきた。
ドキドキ、ワクワク、少し緊張。
フランスの西 ノルマンディー地域の首府ルーアンに到着
Rouen Rive Droite (ルーアン-リヴ-ドロワ) 駅に到着
16時01分到着。
プラットホームからスカレーターで1つ上の階へ行く。
そこには改札は無く、駅構内でもあり駅構外でもある。
eチケットを駅員に見せたり渡したりする必要はない。
辺りを見回していると「Bonjour !」と声をかけられた。
スーツケースを持った東洋人の女性は私しかいなかったので、マダムが見つけて声をかけてくれたみたい。
お互いに名前を確認し、ホッとする2人。
ホームステイ先は外国映画に出てくるようなお屋敷
ルーアン-リヴ-ドロワ駅からホームステイ先のマダム宅までの街並み
どのお宅もそれぞれ特徴があり、1軒1軒見て歩きたい。
学校帰りに可能かしら?と思いながら車の中の私は『借りてきた猫』状態。(笑)
マダムの運転する車に乗り15分ほどでマダム宅に到着。
2階建ての屋根の高さ以上はある大きな木が広い庭にあり、あまりの立派なお宅にあっけにとられる、私。
お宅に到着後、まずは私が寝起きする部屋に案内してもらう。
部屋は2階にあり、以前は息子さんが使用していた部屋だそう。
12帖くらいの部屋にシャワー室付き。
クリーム色の壁紙に白で統一されたとても温かみのある部屋。
お宅の庭に面した窓
一目惚れするくらい素敵な窓。
窓の形、大きさや部屋の雰囲気に合ったカーテン選びが絶妙。
マダムやマダムの家族は、幼い頃から美的感覚を養っているのだなと思わせる。
息子さんが使用していたライティングデスク
机と椅子の色合いで見事なほど使いこまれているのがわかる。
こういう家具は何年経っても色褪せない。
夕食時、マダム宅にホームステイしている、ルーアンの大学に通う中国からの女子留学生を紹介してくれた。
年齢はずいぶん離れているけど、私がアジア人ということで親近感を持ってくれたみたい。
明日も移動祝祭日Pâques (パック/復活祭) の2連休で休日。
ルーアンの街を散策します。