2009年4月12日(日) 午前
今日の午後、パリから短期語学留学をするルーアンへ移動します。
14時50発の電車に乗るので、午前中はパリを散策。
マドレーヌ寺院とヴァンヴの蚤の市が近くにあるジョルジュ・ブラッサンス公園へ行きます。
目次
散策ルート
↓
L’église de la Madeleine (マドレーヌ寺院)
↓
Madeleine (マドレーヌ)
↓ M8 (メトロ8号線)
Invalides (アンヴァリッド)
↓ M13 (メトロ13号線) に乗り換え
Porte de Vanves(ポルト・ドゥ・ヴァンヴ)
↓
Puces de Vanves (ヴァンヴの蚤の市)
↓
Max Poilâne (マックス ポワラーヌ)
↓
Parc Georges-Brassens (ジョルジュ-ブラッサンス公園)
↓
Convention(コンヴァンシオン) 駅
↓ M12 (メトロ12号線)
Gare Saint-Lazare (サン-ラザール駅)
Googleマップにルートを載せてみました。
2009/4/12-1の左側にある矢印→付アイコンをクリックするとマークが付いている場所名とルートが分かります。
赤紫の太い線は徒歩、細い線の3色はメトロのルートです。
早朝のサン-ラザール駅
朝7時30分頃、サン-ラザール駅に駅構内の下見に行く。
外はまだ薄暗い。
事前に下見をする理由は、初めて行く駅でホームまでスムーズに行く経路を知りたいから。
駅構内への入り口、階段、工事中の場所や電車の情報が分かる電光掲示板の場所など、スーツケースを引きずりながら移動するとどんな状況になるのかを前もって知っておくと、電車に乗る時に慌てない。
駅の売店で朝食用のサンドイッチを買ってホテルへ戻る。
Jambon (ハム)とEmmental (エメンタール) チーズのサンドイッチ。
Monoprix (モノプリ) で買ったBioのブドウジュースと一緒に。
マドレーヌ寺院
マドレーヌ寺院へはホテルから徒歩で行きます。
天気の良い日はパリの街並みや人々を見ながらの移動はおススメ。
ホテルを出てアムステルダム通りを左に歩く。
サン-ラザール通りを渡り、左側にfnacのショーウインドウを見ながらアーヴル通りを進む。
この通り沿いに Lycée Condorcet (コンドルセ高校) があり平日はパリの高校生を大勢見かけるけど、今日は日曜日なのでとても静か。
パリの豆知識
コンドルセ高校は1803年に設立されたパリでは名門校。
フランスの哲学者 Sartre (サルトル) が教鞭を執り、フランスの芸術家 Jean Cocteau (ジャン・コクトー)、音楽家 Serge Gainsbourg (セルジュ・ゲンスブール) が学んだ。
左側にデパートのPrintemps (プランタン) が見えたらオスマン通りを渡りトロンシェ通りを進む。
正面にマドレーヌ寺院が見えてくる。
入り口はこの反対側なのでマドレーヌ寺院に沿って歩く。
想像していたより大きくて思わず「ハァ~~ 大きいわ~」。
高さ30m (およそ8階建てのマンションの高さ) の柱が52本並ぶ古代ギリシア・古代ローマの神殿を模した建造物は迫力ある。
マドレーヌ寺院の正面
内部に入ると主祭壇奥の『聖マグダラのマリアの歓喜』像に惹きつけられる。
正面の軒天 装飾が素敵。
建物を支える柱はコリトン式という建築様式。
コリトン式は溝のある柱とアカンサス (葉薊 ハアザミ) の葉の装飾の柱頭が特徴。
この記事でもマドレーヌ寺院を紹介しています。
参考記事
パリ旅行のおすすめ観光スポット15テーマ!一人旅を楽しむ定番&穴場〈4 観光だけじゃもったいない、演奏会を楽しめる教会〉
この後は15区にある Parc Georges-Brassens (ジョルジュ・ブラッサンス公園) 近辺へ行きます。
ジョルジュ・ブラッサンス公園近辺
Puces de Vanves (ヴァンヴの蚤の市)
まずは、Puces de Vanves (ヴァンヴの蚤の市)へ。
メトロのマドレーヌ駅から8号線に乗り、アンヴァリッド駅で11号線に乗り換えてポルト・ドゥ・ヴァンヴ駅で下車。
改札を出たら2番出口から地上に出るとそこはブルヌ通り。
振り返ると高架が見えるのでそちらの方に向かって歩く。
高架が見えたらその手前のジュリア・バルテ通りを左折。
左へカーブするように道なりに進むとマルク・サニュ通りに出る。
ヴァンヴの蚤の市の端っこが見えてくる。
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人生初の蚤の市は見るもの全てが新鮮。
せっかくだから、何か買おう!
見つけたのはこのキーホルダー。
ノートルダム大聖堂、エッフェル塔、サクレ・クール聖堂、凱旋門 パリらしい物が見つかった。
Parc Georges-Brassens (ジョルジュ・ブラッサンス公園)
ヴァンヴの蚤の市からジョルジュ・ブラッサンス公園へ歩いて行きます。
蚤の市を抜けた先にあるジョルジュ・ラフネストル通りを左折し、ブルヌ通りを渡ったら左折し直進。
トラムが左側を走っている。
ポルト・ドゥ・ヴァンヴ駅で降りて地上に出た時に見えた高架下を潜りブランシオン通りに着たら右折。
ここまでブルヌ通りを15分くらい歩いた。
ジョルジュ・ブラッサンス公園へ向かうこの辺りは、観光地のパリではなく、Appartement (アパルトマン 集合住宅)が立ち並び、人々の暮らしが感じられる。
ちょっと小腹が空いたので、ジョルジュ・ブラッサンス公園の向かい側にあるMax Poilâne (マックスポワラーヌ パン屋 ) に寄る。
好きな Tarte aux pommes ( タルト・オ・ポム リンゴのタルト )を買って、ジョルジュ・ブラッサンス公園でゆっくりしよう~。
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マックスポワラーヌのタルト・オ・ポムは、パイ生地に生のリンゴを包んで砂糖をかけ焼いてあるだけの、とってもシンプルなリンゴのタルト。
美味しいからタルト好きなら「1度は食べてみて!」
ジョルジュ・ブラッサンス公園へ入ろうとしたら古本市をやっている。
人出はチラホラで、皆さんのんびりと日曜日を過ごしてる雰囲気もパリっぽい。
Marché du livre ancien et d’occasion George Brassens (古本市)
毎週土曜日、日曜日の9h~18h開催。
マックスポワラーヌの向かい側からジョルジュ・ブラッサンス公園へ入る。
公園内から見る古本市の会場
まっすぐ進むと噴水がある広場に出る。
ここはパリなの?と思うくらい。
のんび~りした感じがホッとする。
これからの花の季節の準備が始まってる。
公園名の『ジョルジュ・ブラッサンス』は、1950年代~1970年代に活躍したフランスで今でも人気があるシャンソン歌手の名前。
彼がこの近くに住んでいたことから公園の彼の名前が付けられました。
公園内には養蜂場、パリで2番目に大きなブドウ畑や目の不自由な人のための芳香植物を集めた「匂いの植物園」があります。
パリ中心地の歴史ある公園とは違い、観光客はほとんど見ません。
「フランス、パリ!」という感じではないけれど、パリに住む人たちの様子が垣間見える場所のひとつです。