パリで泊まるホテルにあなたに必要な設備があるのかを確認して予約をしましょう。
旅行の時期や目的、滞在日数に応じて必要な設備は違ってくるはず。
設備の有無によってホテルにかかる費用が変わってきます。
今までのフランス旅行で泊まったホテルの経験から、私がホテルを予約する前に確認しているホテルの設備は
エレベーター (リフト)
エアコン
ミニバー(冷蔵庫)
バスタブ
ドライヤー
これらについて、「なぜ予約する前に確認しているのか」をお伝えします。
目次
パリのホテルにエレベーター (リフト)があるとは限らない
宿泊するホテルのWEBサイトでエレベーターの有無を確認しましょう。
パリは17世紀に防火を目的として、建物の構造をそれまでの木骨造から石造や煉瓦造(れんがぞう)へ変えていきました。
パリ市内のホテルの多くは、その頃からの建物を利用しています。
そのため、ホテルにエレベーターがあるとは限りません。
エレベーターがあっても、最上階へは階段を使用するホテルもあります。
スーツケースを持って自分の部屋の階まで階段を上り下り(のぼりおり)するのは、考えただけで涙ものです。
「パリに来て、何やってるんだろ...アタシ😩」って切なくなります。
エレベーターの大きさは大人2人乗ったら満員というくらい小さいことが多々あり、扉が二重扉になっていて外側の扉(ちょっと力が必要)は自分で開けるタイプが多いので、スーツケースの大きさは注意です。
私が友人とのパリ旅行の時、友人と二人で一緒にエレベーターに乗れず、一人ずつ使いました。
友人は自分が旅行に持ってきた96ℓ(55x70x25)サイズのスーツケースをやっとこ乗せていました。
パリ2区にあるホテルのエレベーターから降りたところの写真です。
左側のように外側に扉が付いていて、エレベーターの扉が開いたら内側から自分で開けます。
パリのホテルにエアコンがないのは珍しくない
夏の旅行は暑さ対策を考え宿泊するホテルのWEBサイトで客室のエアコンの有無を確認しましょう。
夏のフランスは、高温多湿の日本とは違い日差しは強くて暑いけど湿度が低いので、エアコンの普及率は低く、エアコンが客室に設置されていないホテルがあります。
ここ数年、夏のフランスは猛暑のニュースが増えています。
猛暑が続くこともあり、フランス厚生省が暑さについて注意勧告しています。
夏のパリでの暑さ対策についてはこちらを参考にしてみて。
参考記事
[7月,8月,9月]夏のパリ 観光に役立つ天候、服装、休日、イベント情報 〈5 夏の滞在中の注意 5.1暑さ対策〉
パリのホテルにミニバー(冷蔵庫)があると買い物の自由度が上がる
ヨーグルト、チーズ、バターなどの乳製品を買って食べたい、冷たい水(ペットボトル)が飲みたいと思っているなら、ミニバーは必須。ホテルのWEBサイトで客室内のミニバーの有無を確認しましょう。
ホテル客室内に設置されているミニバー(冷蔵庫)には、ミネラルウォーター、ソフトドリンクやアルコール類などが常備されています。
無料の飲料水以外はすべてが有料、自己申告制でチェックアウト時に清算します。
ミニバー内は、常備されている飲料類の他に少し物を入れられるスペースがある場合が多いので、スーパー、マルシェなどで買った要冷蔵のものを保管できます。
パリ9区にあるホテルの客室内に設置されているミニバー
ホテルのWEBサイトに「ミニバーあり」の表記がなくても、ホテルの冷蔵庫で預かってもらえることもあるので、ホテルの予約をする前にメールで確認しましょう。
滞在期間が短い、要冷蔵の買い物はしない、買ってもすぐに消費する、宿泊費を抑えたいなどの場合は、ミニバーがあるホテルにこだわることはないと思います。
パリのホテルはバスタブが必ず付いてはない
「湯船に浸かって一日の疲れをとりたいなぁ、寒い季節は温まりたいなぁ」と思っているならバスタブが付いているのかを確認しましょう。
欧州では入浴する習慣がないので、シャワーのみの客室は多いです。
ホテルのWEBサイトやホテル予約サイトの客室の詳細で、「専用バスルーム」と表記されているのは「客室内にトイレやシャワー(またはバスタブ)の設備が備わっている」ということで、バスタブが必ずあるということではありません。
「バスルーム」と聞くと、湯船がある画(え)を思い浮かべますよね。
私はバスタブ付きの部屋を予約しても、予約時のリクエスト欄に
「バスタブのある部屋をお願いします (I would like a room with a bathtub, please. )」
と念のため書き込んでおきます。
パリのホテルのドライヤーは乾かすだけなら十分役立つ
普段、髪型はドライヤーでまとめているなら持参しましょう。
ただし、変圧とプラグ(コンセントに差し込む部分)には注意!
ドライヤーがバスルームに設置されていないホテルは珍しくありません。
レセプション(受付)で言うと貸してくれることもありますが、確実ではありません。
ドライヤー自体も使えるものなのかどうか...
私が今まで泊まったホテルに設置されているドライヤーは、スイッチをオンオフする機能しか付いていませんでした。
風力が弱いか強いかのどちらかなので、乾かすだけなら使えます。
今まで泊まったホテルに設置されていたドライヤー
どれも壁付けです。
真ん中のドライヤーは、ここから外すと「ガァーーー」っと風が出てくるタイプです。
パリの電圧とプラグ
日本の電圧は100V(ボルト)、フランスは220Vです。フランスで日本製の電化製品を使う時は、電圧を変える変圧器を持参するか、220Vの電圧にも対応している日本製品を持参する必要があります。
もし説明書に「100V-240V、50/60HZ 」と記載されていたら変圧器はいりません。
変圧器について注意点があります。
温度調整機能が付いたヘアアイロンやナノケアドライヤーは、電圧の上げ下げで温度調整をしているので変圧器は使えないのです。
日本とフランスのコンセント形状が違うので、日本製品を使う時にはフランスの形状に合ったプラグ(コンセントに差し込む部分)が必要です。
プラグの形はCタイプ(ピンが2本)とSEタイプ(ピンが3本)の2種類。
日本から変換プラグを持参するのを忘れずに!
フランスで使えるドライヤーと変換プラグの一例です。
購入する時の参考にしてみてください。
パナソニック ヘアドライヤー ナノケア 海外対応 白 EH-NA5A-W
[ AC100-120V ] と [ AC200-240V ]の電圧切換スイッチ付き。国内、海外の両方で使用できるのはうれしいですね。
海外用変換プラグ C/SEタイプ セット
パリのホテルを予約する前に確認したい設備 | まとめ
パリで泊まるホテルを予約する前に確認したい設備とその理由についてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
・エレベーター(リフト)
・エアコン
・ミニバー(冷蔵庫)
・バスタブ
・ドライヤー
この5つはどれも「無くてもなんとかなる」けど「無いと困る」設備でもありますよね。
設備の有無によってホテルにかかる費用が変わってきます。
旅行の時期や目的、滞在日数に応じて、あなたに必要な設備がホテルにあるか予約する前に確認することをおすすめします。
Bon voyage
良い旅を