2007年11月に私が初めてパリへ女一人旅したときの概要と準備をまとめました。
今回の旅は定番の観光名所へは行かず、
・雑誌で見つけた気になるお店
・フランス語学校のクラスメイトに勧められた教会
・韓国ドラマ『パリの恋人』のロケ地
などを中心にパリを歩きました。
2003年冬の初めてのパリ旅行から4年10ヶ月が経ち、A(アー) B(べー) C(セー) から始まったフランス語もなんとか自分にとって旅行ができる程度は身に付いたと思い込み(笑)、満を持してのパリへ女一人旅です。
2003年2月の旅行記はこちら
目次
パリ旅行の概要
2007年11月21日(水)~11月27日(火) 5泊7日の日程
1日目(水) 東京からパリへ移動
午前中の便で成田空港からパリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港へ向けて出発。
同日の夕方にパリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港到着。
パリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港から宿泊先のパリ市内のホテルへ混載空港送迎で移動。
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2日目(木) ノートルダム大聖堂からスタート、左岸を散策しセーヌ川を渡り夕暮れのコンコルド広場まで7km歩く
フランス全土への出発点(0地点)があるノートルダム大聖堂から街歩きをスタート。
朝の光を浴びるパンテオンは美しかったです。
パンテオン近くにある韓国ドラマ『パリの恋人』に出てくる噴水に感激!「おおぉー ✨」
立ち寄る店は、
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・チーズ専門店 Marie-Anne Cantin(マリー・アンヌ・カンタン)
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・パン屋 Secco(セッコ)
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3日目(金) パリの人たちと一緒に料理教室そして高級食材店ダ・ローザで買い物
午前中は昼食を兼ねて料理教室『L’atelier des Chefs(ラトゥリエ・デ・シェフ)』へ。
午後は街歩きをしながらの買い物です。
立ち寄る店は、
コーヒー、紅茶の専門店 Comptoirs Richard (コントワール・リシャール)
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・レーズンチョコ Raisins au Sauternes (レザン・オ・ソーテルヌ) が日本でも人気の Rosa(ダ・ローザ)
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4日目(土) シャンゼリゼ通りとオペラ~サントノレを歩いたけど極寒で完敗
シャンゼリゼ通り、凱旋門、サントノレを歩きましたが、足が前に出ないほどの寒さに耐えられず、早めにホテルへ戻りました。
オペラにあるMusée du Parfum Fragonard Paris(フラゴナール香水博物館)の館内の装飾、展示品は、その美しさに見入ってしまうほど素敵でした。無料なのも魅力的です。
立ち寄る店は、
・Musée du Parfum Fragonard Paris(フラゴナール香水博物館) と併設されているブティック
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5日目(日) 教会でミサに参加、フランス建築の歴史を国立建築遺産博物館で見る
レピュブリック広場、サン・ジェルマン・デ・プレ教会、マルシェ・ビオ・ラスパイユ、奇跡のメダイユ教会、国立建築遺産博物館、トロカデロ庭園、サン・ルイ島 を回ります。
フランス語学校のクラスメイトに勧められた「奇跡のメダイユ教会」で人生初のミサに参加しました。
教会内の温かみのある空気感の中、参列者の方々と一緒に祈り、讃美歌を歌ったことは、貴重な経験、思い出となりました。
あなたも機会があったらミサに参加してみてください。
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6日目(月) パリ最終日はホテル近くのマレ地区を散策
パリ滞在最終日。
ホテル近くのサンマルタン運河、国立公文書館、聖カトリーヌ広場、ヴォージュ広場 を回ります。
週末のマレ地区は流行やおしゃれに敏感な人たちが集まり賑わっていますが、月曜日は休みの施設や店もあるからなのか、通りを歩いている人も少なくのんびりと散策が楽しめます。
午後、オペラ座近くから空港行きバスに乗り、パリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港へ。
夜の便でパリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港から成田空港へ向けて出発。
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7日目(火) 帰国
午後2時30分頃、成田空港に到着。
航空券とホテルは個人手配
航空券+ホテルの現地フリーツアーも考えましたが、交通の便や治安を考えて市内中心地へのホテルへの変更や一人利用などでの追加料金が発生し、航空券、ホテルを別々に購入するほうが安くなりました。
航空券とホテルを個人手配する時のコツをこちらの記事でご紹介しています。
フライトスケジュール
航空会社
ANA(全日空)
往路 NH205 11:25 成田空港発 16:40 パリCDG空港着
復路 NH206 20:00 パリCDG空港発 翌日14:30 成田空港着
搭乗クラス
エコノミークラス
宿泊先
パリ
Hotel Meslay Republique (オテル・メレ・レピュブリック) パリ3区
部屋のタイプ: ダブル(シングルユース)
最寄り駅:メトロ Temple駅へ徒歩約2分、Republique 駅へ徒歩約2分
バス20、75番 Turbigo-Republique バス停へ徒歩約1分
Hotel #Deals in #Paris #HotelMeslayRepublique starting at EUR77.12 https://t.co/PJnYD2hrwC pic.twitter.com/kqZnQxegfJ
— Europe Hotels (@Europe_Hotels_) 2018年11月23日
女一人旅のホテルの選び方のポイントをこちらの記事でご紹介しています。
パリ旅行のための準備
航空券の購入
ANA(全日空)のWEBサイトから購入
WEBサイトから購入する良さは、時間を選ばずいつでも購入でき、席を事前に決められる(選べる)こと。
初めての女一人旅なのでパリまでの往復は日本語が通じるようにしておきたかったので、日系の航空会社にしました。
JALではなくANAにしたのは、初めてパリへ行った時がANAだったからです。
ホテルの予約
ホテルのWEBサイトから予約
1泊の予算、バスタブ付、交通の便、治安の良さで探しました。
この時の決め手は3泊以上には割引プランがあったから。
宿泊料金:1泊80ユーロ (3泊以上の割引プラン適用の料金)
パリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港からホテルまでの空港送迎(片道) の申し込み
旅行期間がストライキの期間中だということがわかり、交通機関の状況を調べると、パリCDG (シャルル・ド・ゴール)空港からパリ市内のオペラ座までのロワシーバスの運行状況が日によって違っていました。
空港からは電車やタクシーという移動手段もあったけど、女性一人なのでなるべく安心の手段として、パリにある現地旅行会社の空港送迎(片道)を選びました。
空港送迎についてこちらの記事でご紹介しています。
料理教室『 L’atelier des Chefs (ラトゥリエ デ シェフ) 』の申し込み
パリのお菓子を主役にした旅の本に、< パリのお菓子学校でお菓子作りを習う > という記事を見つけ、過去にお菓子教室へ通っていたこともあり、「こんなことしてみたい!」と思い、旅行者でも手軽に参加できる料理教室に申し込みをしました。
その本がこちら
『もっと!お菓子好きのためのパリ1週間の過ごし方〈Part2〉暮らすように旅するParis』
この本に掲載されている『 L’atelier des Chefs (ラトゥリエ デ シェフ) 』という料理教室に申し込みました。
パリ市内に数ヶ所教室があり、クラスの種類が豊富。
申し込んだのは、ギャラリー・ラファイエットのメゾン&グルメ館の教室で、昼食も兼ね、お昼前の1時間で1品料理+デザートを作るクラスを選択。
残念なのですが今はここには教室はありません。
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『もっと!お菓子好きのためのパリ1週間の過ごし方〈Part2〉暮らすように旅するParis』の姉妹本『お菓子好きのためのパリ1週間の過ごし方―暮らすように楽しむ』には、ルノートル (フランスのケーキ屋さん) 、ル・コルドン・ブルー (パリで一番古い料理学校) やホテル・リッツ (高級ホテル)でのお菓子作りのことが書いてあります。
行きたい場所、店の情報を調べる
行きたい施設、場所や店が決まったら住所と営業時間を調べます。
特に大事な情報は、「休日」です。
パリは日曜日、月曜日、火曜日に休む施設や店が多いので、休日を考えて予定を立てないと「どこにも行けな~い (泣)」なんてこともあります。
メトロ、バスのルートを調べる
① 宿泊先のホテルに一番近い
- メトロの駅名と号線番号
- バスの停留所名と号線番号、停留所場所
は必ず調べておきます。
② 行きたい施設、場所や店への交通手段
宿泊先のホテルから目的地、街歩きの途中で利用する場合などの利用路線、乗降駅、乗換駅を調べます。
うっかりしがちなのが、バスの停留所名と停留場所の場所です。
パリは一方通行の道が多く、同じ停留所名が同じ通りにあるとは限らないのです。
また、行き先の方向によって、停留所名と停留場所が違う場合があります。
下の地図を見てください。
例えば、青色の楕円(A)で囲んだ「Châtelet」というバス停留所は、進行方向によって違う通りにあります。
また、ピンク色の楕円(B)で囲んだバス停留所は、進行方向によって停留所名と停留場所が違います。
ノートでしおりを作る
好きなノート(A5サイズ)に旅程や食事、買い物をするお店の情報を書いたり、地図、メトロ、バス路線図や観光場所の情報を貼り付けたりして作りました。
ノートなので気になる事があった時にいつでも書き込めます。
買いたい物は商品名を書いておくと、店員にそれを見せれば思いが通じるので、フランス語や英語が苦手でも、買い物がスムーズにできます。
しおりを自作した理由は、
市販のガイドブックは情報量が多い分、どうしても重く、かさばり、持ち歩きにくい。
街なかでガイドブックを広げて見ていると、観光客であることが現地の人たちに分かりやすくスリに狙われやすい。
フランス語か英語表記は必要
- 施設名、店名、住所、駅名、商品名はフランス語か英語表記も書いておく。
- メトロ、バスの路線番号は『M3』(メトロ)『Bus63』(バス)のようにアルファベットと数字で書いておく。
もし、ホテルのレセプション、店や街なかで聞く必要があった時、日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)で書いてあると現地の人は読めません。
「スマートフォンで旅のしおりを作ってはダメなの?」と思いますよね。
ダメではないです。
今 (2019年)なら理想は、
「ノートや手帳などで作るしおり」と「スマートフォンにデータとして作るしおり」
の両方を持っていることです。
理由は、
・何らかの事情でどちらかが使えなくなった、使えないときに困る。
・街なかをスマートフォン片手に歩いていると、スリの格好の餌食(えじき)になりやすい。
からです。
11月下旬のパリでの服装
星付きのレストランや高級ブランド店へ行く予定はなかったので、基本は街歩きがしやすく暖かい服装。
また、建物の中は暖かいと思い、上着を脱いだときに、すっきりと少しおしゃれな感じになるように工夫しました。
パリの人がよく見ている、気にしているのが「靴」です。
高級な靴を履くということではなく、きちんとお手入れされた靴を履いているかということです。
初めてパリに行ったときに、途中で雨に降られて靴が汚れたままメトロに乗ったら、向かいに座っていた女性が、私の靴を見て怪訝(けげん)そうな顔をしていたことを、今でも忘れられません。
パリで身に着けたもの:
お尻が隠れるくらいのダウンジャケット、保温下着、薄手のタートルネックシャツ、カシミヤ、ラムウールのセーター、タイツ、スパッツ、ウールパンツ、ショートブーツ、マフラー、手袋。
まとめ
2007年11月に私が初めてパリへ女一人旅したときの概要と準備をお伝えしました。
この記事があなたのパリ旅行の計画に役立ったらうれしいです。
Bon voyage
良い旅を