2007年11月25日(日)
今日は午前と午後に1ヵ所ずつゆっくりと観光の一日。
パリ滞在も今日で5日目。
耳がフランス語に慣れてきたと思ったら、もう明日は帰国。
昨日は寒すぎて散策を降参したから、今日はその分も楽しみます。
目次
散策ルート
↓
Place de la République(レピュブリック広場)
↓
Turbigo – République(テュルビゴ・レピュブリック)
↓ BUS75(バス75番)
Pont Neuf(ポン・ヌフ)
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La Samaritaine(ラ・サマリテーヌ)
↓
Institut de France(フランス学士院)
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Église de Saint Germain des Prés (サン・ジェルマン・デ・プレ教会)
↓
Marché biologique Raspail(マルシェ・ビオ・ラスパイユ)
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Chapelle Notre-Dame-de-la-Médaille-Miraculeuse(奇跡のメダイユ教会)
↓
Sevres-Babylone(セーヴル・バビロン)
↓ BUS63(バス63番)
Trocadéro(トロカデロ)
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Cité de l’architecture et du patrimoine(国立建築遺産博物館)
↓
Jardins du Trocadéro(トロカデロ庭園)
↓
Trocadéro(トロカデロ)
↓ BUS63(バス63番)
Université Paris VI(ユニヴァーシテ・パリ・シス)
↓
île Saint-Louis(サン・ルイ島)
↓
Hôtel de Ville(オテル・ド・ヴィユ)駅
↓ M11(メトロ11号線)
République(レピュブリック)駅
↓
Hôtel(ホテル)
Googleマップにルートを載せてみました。
2007/11/25の左側にある矢印→付アイコンをクリックするとマークが付いている場所名とルートが分かります。
赤紫の太い線は徒歩、細い線の3色はメトロとバスのルートです。
静かな朝のレピュブリックからラ・サマリテーヌがあるポン・ヌフへ
休日の朝のパリは人影が少なく静か。
平日は人や車の往来で賑わっているレピュブリック広場に行ってみる。
朝8時30頃でもまだ薄暗く、街が目覚める前の静かさ、冷たい空気が思いのほか心地よい。
テュルビゴ通りにあるTurbigo – Républiqueから75番のバスに乗って終点のPont Neufまで行く。
Turbigo – Républiqueのバス停は掲示板があり、バスが来る目安になったので良かった。
バス停の掲示板の見方
- 一番下の数字 → 何番のバス停 75,N12,N23
- Ligen(左の数字) → 路線の番号 75
- Destination(真ん中の文字) → どこ行き PONT NEUF
- Temps d’attente (右の数字) → バス到着までの時間 11 min
バス停には路線図、近辺のバス停の地図の情報があるので、迷ったらここで確認して動くようにしてます。
終点のPont Neufで降りた。
Pont Neuf(ポン・ヌフ)近くかと思ったら、ルーヴル美術館の前。
「ここでもポン・ヌフって言うんだ...(笑)」
右側にルーヴル美術館を見ながらセーヌ川に向かって歩き、ルーヴル通りに着たら左折。
ポン・ヌフのたもとにあるLa Samaritaine(ラ・サマリテーヌ)が見えてくる。
Le Bon Marché(ル・ボン・マルシェ)の次にパリで古いデパートのラ・サマリテーヌ。
ここの屋上にあるカフェが韓国ドラマ『パリの恋人』の2シーンで使われている。
休館中なので外観を見るだけ。
映画「ボーン・アイデンティティ」でも使われているので、映画ファンもロケ地巡りでここへ来るのかしら。
ポン・ヌフを渡り左岸へ。
ポン・ヌフからも遠~くにエッフェル塔が見える
ラスパイユのマルシェまで20分くらいの散策
セーヌ川に沿っているコンティ通りを右折。
Pont des Arts(芸術橋)を目指して歩くと、左側にドームにフランス国旗が印象的なInstitut de France(フランス学士院)が見える。
この中にあるBibliothèque Mazarine(マザラン図書館)は、フランス最古の公共図書館でパリの美しい図書館の1つと言われている。
マザランとはイタリア人ながら17世紀のフランス王国の政治家で枢機卿。
パリの図書館は利用する時に登録が必要な事が多いけど、ここは見学だけなら登録が要らないので気負わず見学が出来ます。
見学時間は月〜金曜の10時〜18時。館内は撮影禁止なのでご注意を。
フランス学士院の先のボナパルト通りに入る。
パリ市が運営するレンタサイクルVelib(ヴェリブ)のStation(スタシオン)。
パリは自動車の公害問題が深刻化していて、パリ市内の自動車交通量を縮小させる対策1つがヴェリブ。
しばらく歩くと左側にÉglise de Saint Germain des Prés (サン・ジェルマン・デ・プレ教会)が見えてくる。
サン・ジェルマン大通りを渡ったらレンヌ通りを進む。
サン・ジェルマン大通りを渡った場所から見たサン・ジェルマン・デ・プレ教会
Tour Montparnasse(モンパルナス・タワー)を正面に見ながら、レンヌ通りを歩く。
ラスパイユ通りに着たら右折。
Marché biologique Raspail(マルシェ・ビオ・ラスパイユ)が見えます。
マルシェで会話しながらの買い物は楽しい
ここで夕食に食べるものを買うのであれこれ見ていたら、chocolat chaud(ショコラ・ショ)が売っているのを見つけた。
ショコラ・ショとはホット・チョコレートのこと。
ここで、水分と糖分の補給。 あったまる~
惣菜屋でレンズ豆のキッシュ、サラダ、八百屋でぶどうを買った。
キッシュは1切れから、サラダとぶどうは量り売りと言うように自分が食べたい、食べられる量だけ買えるからうれしい。
ちょこっとフランス語
キッシュ1切れ買う時
Je voudrais une part de quiche , s’il vous plaît. (ジュ・ヴドレ・ユヌ・パー・ドゥ・キッシュ・スィル・ヴ・プレ)
複数買う時は une のところを買う数に変える。2 (deux)、3 (trois)、・・・
書く時は quiche の後ろにsを付けるのを忘れずに
量り売りを買う時
100gの場合
Je voudrais cent grammes de ○○ , s’il vous plaît. (ジュ・ヴドレ・ソン・グラム・ドゥ・○○・スィル・ヴ・プレ)
200gの場合
Je voudrais deux cents grammes de ○○ , s’il vous plaît.(ジュ・ヴドレ・ドゥ・ソン・グラム・ドゥ・○○・スィル・ヴ・プレ )
centの前に2(deux)、3(trois)、・・・ を付ける。
書く時は cent の後ろにsを付けるのを忘れずに
Marché biologique Raspailを紹介しています。
参考記事
パリ旅行のおすすめ観光スポット15テーマ!一人旅を楽しむ定番&穴場〈10マルシェで季節を感じてみる〉
ここラスパイユ通りはパリ2日目にもLe Bon Marchéまで歩いた通り。
同じように左側にブシコー広場を目指して歩き、広場が見えたら広場側に通りを渡り、Le Bon Marché方向に歩く。
奇跡のメダイユ教会でミサに参加
Le Bon Marchéと隣の食品館La Grande Épicerie de Parisの間の通りを曲がると食品館の隣がChapelle Notre-Dame-de-la-Médaille-Miraculeuse(奇跡のメダイユ教会)。
もうすぐミサが始まる時間で教会には多くの人が集まっていた。
シスターに「参加しても良いですか」と尋ねたら、快く「良いですよ」と言ってくれたので、信者の方々の邪魔にならない場所で参加することにした。
日常の生活で教会には縁が無いけど、フランス語教室で同じクラスの人に勧められ、「ちょっと行ってみようかぁ」くらいの気持ちだった。
教会内部のあまりの美しさと、ミサが行われているこの温かみのある空気感に、心が無の状態で私は泣いていました。
涙がポロポロこぼれる。
讃美歌を歌い、隣の男性と一緒に祈り、心洗われる時間が過ぎて行きます。
ミサが終わり、この感じは何だったのだろう?と。わからない。
感動している私を現実に戻してくれたのは奇跡のメダイが売っている売店。(笑)
お土産に絵葉書と数点メダイを選び会計する場所へ行くと、そこに日本人のシスターがいました。
「あら?あなた日本人?」と気さくなシスター。
「はい、そうです。」と言ったらいろんな話をしてくれました。
ここに日本人がいるとは思っていなかったので、びっくりするやら、うれしいやら。
お土産の絵葉書
メダイの説明書
メダイの説明書の裏にはこう書かれています。
「メダイはお守りではありません」
「メダイは、これを身につける人々を照らし、導き、希望のメッセンジャーとするための光です。」
Chapelle Notre-Dame-de-la-Médaille-Miraculeuse WEBサイト
日本語のページがあり、ミサの時間が載っています。
国立建築遺産博物館から見るエッフェル塔も魅力的
次はTrocadéro(トロカデロ)にあるCité de l’architecture et du patrimoine(国立建築遺産博物館)へ行き、La tour Eiffel(エッフェル塔)を眺めます。
教会を出て、ラスパイユ通りまで行きセーヴル通りにあるSevres-BabyloneからTrocadéroまで63番のバスで移動。
Trocadéroでバスを降り、バスで来た方向に歩くと左側にシャイヨー宮が見える。
近い方の左翼側に国立建築遺産博物館がある。
日曜日の午後2時頃の館内は見学者も少なく自分のペースでゆっくり見られる。
シャイヨー宮の片翼全体を展示場として使っているので横長に広い。
地上階(日本式1階)はフランス各地にある歴史的建造物の一部(柱、彫像など)が再現されていて、その精密さは見事。
本物では肉眼では見ることが出来ない部分が詳しく見られる。
エレベーターで2階(日本式3階)へ。
2階は近代、現代建築の模型がたくさん展示されている。
ここで楽しみにしていたのが、建築家ル・コルビュジエがマルセイユに作った共同住宅のユニテ・ダビタシオンの実物模型。
マルセイユに行っても住人がいるこの共同住宅の室内には入れないので、ここで生活を創造しながら体感出来る。
窓から見るエッフェル塔が好きになる。
Cité de l’architecture et du patrimoineを紹介しています。
参考記事
パリ旅行のおすすめ観光スポット15テーマ!一人旅を楽しむ定番&穴場〈3ルーヴルだけじゃない。パリならではのおすすめ美術館、博物館〉
Cité de l’architecture et du patrimoine WEBサイト
エッフェル塔の方へ行こうと思いJardins du Trocadéro(トロカデロ庭園)へ降りてみる。
シャイヨー宮から見るエッフェル塔は「どーよー 私がエッフェル塔よー」って感じだけど、ここから見ると意思のある凛とした女性に見える。私にはそう見える。(笑)
エッフェル塔を女性に例えたのは、エッフェル塔はフランス語で「La tour Eiffel」と言い、定冠詞のLaが付くのは女性名詞だから。
庭園には遊園地があります。
夕暮れにサン・ルイ島から見るノートルダム大聖堂
Trocadéroから63番のバスで左岸へ戻りUniversité Paris VIで降り、île Saint-Louis(サン・ルイ島)へ行きます。
Université Paris VIで降り、右にセーヌ川を見ながらサン・ベルナール通りを進み、Pont de Sully(シュリー橋)を過ぎ、トゥルネル通りを行くとPont de la Tournelle(トゥルネル橋)があるので右折し橋を渡りサン・ルイ島へ。
セーヌ川沿いのオルレアン通りを進むと通りがカーブする辺りからCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)の後ろ姿が見える。
「絵になる」とはこういうことを言うのかと思う夕暮れ。
※ノートルダム大聖堂は2019年4月15日夜(現地時間)に大規模な火災が発生し、大聖堂の中央部分が崩れ落ち、正面の塔にも被害が及びました
段々と暗くなっていく街を歩きながらメトロ11号線のHôtel de Ville駅へ。
République駅で降り、ホテルへ帰ります。
ホテルの前のメレ通り
Marché biologique Raspailで買った夕食
明日は帰国です。空港に向けてホテルを出発するまで楽しみたいと思います。